犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
綺麗な背中...。
わりとガッチリした肩幅に計算され尽くしたように綺麗に筋肉が施されてある。
後ろ姿からでも感じるオーラに、今の状況も忘れて胸を打たれそうになる。
そんな彼を私が間違えるはずがなかった。
「.....浅香。」
なんで?
浅香は全然別のグループで飲んでたし、あの人数の女の子たちがいたら二次会まで引っ張られるのが普通だ。
それがなんでここに??
なんて一生懸命考えたって答えなんか出てこない。
とりあえず、私はこの状況の打開策を考えた。
ずっと布団から抜け出して、いかにもな感じで床に乱れおちた自分の服をサッと身につけた。
部屋にあった鏡で自分の姿を確認すると、まぁ酷かった。
メイクは崩れまくっていて、これならすっぴんのほうがマシ。
でもお風呂なんて入ってる場合じゃない。
そんなことしたら、浅香が起きてしまう。