犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.
「で、逃げたと。」
「はい。」
「それは...黒よりのグレーだね。」
「だよね...」
タクシーで家に帰ってとりあえず頭からガーッとシャワーを浴びた。
昨日の自分の所業をいたいほど反省して、今朝のことを思い出した。
そう言えば、浅香の寝顔見るの初めてだったな…寝る時まで本当に嫌味なほど綺麗な顔してた。ってなにドキドキしてるんだか。
今はそんなこと言ってる余裕なんかないと自分を少し叱って、お風呂から出ると、通知だらけの携帯を見た。
『不在着信 8件 : 武部 美和』
夜の間に4回、朝に4回も美和が電話をかけてくれていて、さらに電話に出なかった私を心配して、
『結菜〜!大丈夫だった???
朝起きたら連絡ちょうだいね?』
とメッセージまでくれていた。