犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



三宅くんとはあの飲み会以降、美和と遠藤くんを連れて割とよく飲みに行くようになった。


そこでする話は他愛もない世間話とか、私の八方塞がりの恋愛話とか、しょうもないことばかりだけど、意外とこれがおもしろい。



その中で、三宅くんは妹さんに社員旅行のお土産を買いたいけど、分からないから女子と一緒に選びたいとの事だった。



『お疲れ様です。
いいよ!美和が青木くんと自由行動まわるからちょうど困ってたところ』



『そっか!ならよかった。
じゃあもう少ししたら迎えに行く』



とりあえず約束をして、携帯をポンと机の上に置くと、バスの疲れからか少しうとうとしてしまう



畳の上に座ったまま机に顔を突っ伏した。



目を閉じるとやっぱり思い出すのは浅香の顔で、最近ろくに寝れてない。


どんだけ好きなの。私。



呆れるくらい浅香ばかりの脳みそにもう嫌気がさすけど、浅香を忘れたら忘れたでちょっと辛いなって思う自分もいて、随分と拗らせたな。と反省する。



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