犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



「ありがとうね。
そんな風に言ってくれて。
いつもいつも話も聞いてくれて本当に感謝してる」



めいっぱいの気持ちを込めて、三宅くんに伝わるように言うと、三宅くんは少し照れくさそうに笑った。




「守屋さん、ちょっとここで休んでいかない?」



そんな照れを隠すかのように三宅くんはサラッと私を店の方へと誘導する。



「足湯カフェ?」


「そうそう!足湯しながらコーヒーでも飲んでちょっと疲れた身体をリフレッシュしようと思って。

どうかな?」



「へぇー!!めちゃくちゃいいね!
行きたい!!」



私が乗り気になると、三宅くんも嬉しそうにじゃあ決まり。と笑った



店内はすごく落ち着いててすごくいい雰囲気。

中央に設けられた足湯のスペースには女子旅なんだろうなと思われる同世代の女性から、温泉旅行中のカップル、長年連れ添った夫婦なんだろうなというおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年齢層の方々が足をつけて団欒していた。


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