犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



「守屋さん、なに頼む??」



私がそんな店内の様子を眺めていると、三宅くんの声が聞こえた。



そう言われて初めてメニューに目を落とすと、美味しそうなパフェが目に付いた。
こう見えても私は甘いものに目がない。

普段はこの年で太ったら戻すのが大変だと思ってセーブしてるけど、今日は旅行だし自分を甘やかしたっていいよね?



「あ、じゃあ私、いちごのパフェとホットコーヒーください」



私が注文すると、隣からクスッと笑う声が聞こえた。


もしかして、いい大人が食い意地張ってるとか思われてたりして〜。なんて恥ずかしくなってきたけど、1度注文したものは戻せない。



私が恥ずかしすぎて俯いていると、三宅くんは、ほんと今日はいつも見れない表情が見えて楽しいよ。と笑った。

それから、代金を払おうとする私を、ここはカッコつけさせて?とスマートに断って私の大好物のいちごのパフェと2つのコーヒーを持って足湯まで運んでくれた。




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