犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
「今はその返事聞きたくない。
そんな簡単に答え決めないで。
俺、初めから傷つく覚悟だから。
浅香のこと、好きなままでいい。
俺が絶対、俺の事好きにさせる。ゆっくりでいいし、それまで強引に先に進んだりもしない。
俺と付き合ったこと、絶対後悔させないから
もうちょっと、俺にも希望持たせて?
俺の事、男として意識してほしい。」
触れ合う胸から、三宅くんのドクンドクンと鳴る鼓動が伝わる。
優しく私の背中に回された彼の腕から、めいっぱいの包容力が伝わる。
きっと三宅くんは私のこと、すごく大切にしてくれるし、裏切ったりもしない。
そう思うと、揺れ動いてしまいそうになる心があることを否定しきれない自分がいた。
「三宅くん。
どうしてそんなに私のこと.......」
そう思わずには居られなかった。
だってこんなにも素敵な方が私を見てこんなにも優しい顔をして、私にはおこがましいほどの言葉を伝えてくれた。
「どうしてって...。
守屋さんは自分が思ってる以上に素敵な女性だよ?
見た目も、中身も。
俺は本当に素敵だと思った。
俺がこんなにまでなってでも誰にも渡したくないって思えるんだから。
本当に好きだよ。守屋さん。
だから、俺の気持ちも踏まえて、もう少し考えてみて欲しい。」