犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



どーするのこれ。タートルネックの服なんて持ってきてないし。
と考えていると、「もりやちゃーん?」と先輩方ふたりと美和が部屋に帰ってきたようだった。



どう頑張っても今は絶対に隠しきれないキスマークの対処はとりあえず諦めて、先輩たちと美和には話すしかないか...。
実際ごちゃごちゃの頭も整理したいし。



私はとりあえずそう考え直して洗面所からひょっと部屋に出ると、「あ!いたいた〜」
と柳原さんが私の方へ寄ってきてくれた。



「もー!外出るって寒くなかった〜?
すぐ帰ってくると思ってたのに、全然帰って.....」



明るくいつもの調子で話していた柳原さんも、やっぱりこの存在感抜群のキスマークに気がついて会話を一時中断した。



「もりやちゃん?!
それ...って〜!!!浅香くん!?」



心配半分いや、3割。ニヤニヤ7割の柳原さんが大きな声でそういったことでほかの2人もなにかなにかと寄ってきた。



< 196 / 259 >

この作品をシェア

pagetop