ぽっちゃりな私達が上京したら人生変わった話
こうゆうことは慣れている。

関わりのない奴から急にこうゆうことを言われるのは。

だが、妹までバカにしてきたことを俺は許せなかった。

俺のことはいくら言っても構わない。だけど、だけど家族のことまで言ってきたことはどうしても許せなかった。

怒りを抑えるためにもおれはいつものグループへ向かった。

するとどうしたことだろう。

俺がきた途端皆んな逃げるように席を立ってしまった。

『あっれ〜!友達にも見放されてるじゃ〜ん!豚さんの友達なんて誰もなりたくないんだよ〜!』

うるさい。うるさい。

俺が何したっていうんだ。

お前たちに何をした。

なんで俺が関わったこともない奴らからこんな仕打ちを受けなければならないんだ。



慣れていたはずだった。

罵声を浴びるのは慣れているはずだったけど、、、


俺の中で何かが崩れて行った。




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