ぽっちゃりな私達が上京したら人生変わった話
見かけの友達なんていらない。

俺は何もいらない。

つもりでしかなかった友人なんていらない。



その日は誰とも話すこともなく

誰とも目を合わせることもなく





『デブ』『汚い』『豚』『臭い』








この言葉たちが


俺に向けてたくさん聞こえてきた。




あれから1週間俺は関わったことのない奴らからいじめを受け


家族のこともネタにされ

ひどい日は手を出してきた。



誰も味方がいなかった。


もう俺は限界だ。


1度崩れたら立ち直るには難しい。



小学4年生からはじまったいじめは絶えることなく今まで続いてきた。



6年間様々ないじめを受けてきた



もうそろそろいいだろう。



もうそろそろ一人にさせてくれ。




そう思い始めた俺は日に日に学校に行くことをやめた。


それから3ヶ月の月日がたった。




完全に不登校になった高1の夏




妹が突然言った言葉で俺は思いついたのだ。




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