水瀬くんは浮気をする生き物です




鼻をつく消毒液のにおいと白い天井は、この関係が始まったあの日と同じまま。



変わったのは、私と蒼くんの、距離感。





「心和ってさ、いい名前だよね」



「そ、かな」



「心が和むって書くでしょ。名は体を表すって、よく言ったもんだよね」




腰に絡む、蒼くんの両腕。

座っている蒼くんに立ったままの私が抱きしめらて、お腹の辺りに顔を埋められて。



し、心臓の音、聞こえちゃいそう…っ




「…もっとこっち、」




先に横たわった蒼くんの隣に恐る恐るお邪魔すると、ぐっと引き寄せられて、ピッタリと密着する。



「頭、あげて?」



そして言われた通りにすれば、すぐに筋肉質な腕が差し込まれて、あっという間に腕枕の出来上がり。


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