病み魔女の初恋?はすっごく心配なのです!

病み魔女さんの母は相変わらずな反応

ユズカさんから教材を貰った。
ユズカさんって優しい。意外に。
降りたバス停、どこだっけなぁ。

「もう19時!?地獄表地獄表…」

地獄表
時 平日      土日・休日
6 56     
7 16 36 51  06 36
8 06 31    06 36 56
9 06 36    06 18 46
10 26 51    06 18 46
11 16 41    06 18 46
12 06 31 56  06 18 46
13 06 41    06 18 46
14 06 31 56  06 18 46
15 26 54    06 18 46
16 16 36    06 18 46
17 06 26 46  14 29 44 56
18 16 31 51  “18” 26
19 06 33 58  06 46
20 18
21
22

「ん~…あった!」
今の時間は19時28分。
セーフ。

「よかったぁ…」
普通によかった。

「発車致しま~す。」

「は~い」

*

「ただいまー…」
テレビの音だけが聞こえるリビング。

「…」
え?

「お母さん?」
まさか、死んでたり…

「何よ。」
やっぱり。

「…」
変わらないんだね、ここは。
相変わらずの反応だよ。

「ご飯、あるから。さっさと食べなさい。」

「…」
あるだけましだ。

「わかった。食べる。」

「…遅くまで。どこいってたの?」

「別にどこでもいいじゃん。」

「そうね。」

「…」
心配もしないか。病み魔女様にも。
すごいんだぞー!優秀な、優等生なんだから。
ユズカさんに言われたんだから。

「ふぅ…」
溜め息1つだけつき、夕食を食べた。
何も考えずに。
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