もう一度だけキミに会えたなら

ねえ、なんで遠くに行っちゃうの…？
全て私のせいなのに…
ごめんなさい…
嘘だと言ってお願い…。

それから１ヶ月後
私達はお葬式も終えまたいつもどうりの生活に戻ろうとしている。
1人で育てるの。
だって、勇樹は私達の心の中にいる。
大丈夫。
再婚は絶対にしない…。
勇樹頑張るから見ててね。
ほら、結生と将翔ちゃんと話せるようになったよ。
ちょっとずつ歩けるようにもなったんだよ？？
ねえ、見てよ、頑張ったなって2人の頭撫でてあげてよ。
私｢うっ…｣
結生｢まぁま？｣
将翔｢泣いてる…｣
結生｢まさと！｣
将翔｢なあにー？｣
結生｢ぱぱよんでこよーよ｣
将翔｢ぱぱ…いなくなっちゃった…｣
結生｢うわあああん｣
私｢ごめんね、大丈夫…｣
2人は勇樹がもうこの世にいないこと
何故か分かっていた…。
死んでしまったあとの世界のことは、お空のお星様になって
2人を見守ってるんだよって言ったら2人とも
｢綺麗な、お星様｣
嬉しそうに空を見上げてた、
可愛いな…。
勇樹、この子達こんなに可愛いのよ、
貴方と私の子供。


結生｢ぱあぱーーーー！｣
いきなり、結生が外で叫びだした。
どうしたの？
そう聞こうと思ったら
将翔｢しあわせだよ〜！｣
2人でそういうもんだからまた涙が溢れそうになった。
結生｢みまもっててね！｣
私は気がつくと2人を抱きしめていた。
結生｢うふふ｣
将翔｢きゃあは｣

絶対に私この子達を幸せにしてみせるから。
私は胸にそう誓い
2人を抱っこしながら
家へと帰る