というわけで、結婚してください!
行ってきます、と嫁に出たまま、新居にもたどり着けなかった自分に家はないはずなのに。
そして、この人も今は行く宛てもない感じなのに、と尊を見上げた。
すると、ひょいと手にしていた本を尊に取られる。
「よし、それとこれを買うか。
お前の小話でも聞きながら、走ろう」
「だから、ないですってば、小話なんてー」
鈴は歩幅の違う尊のあとを追い、急いでレジまでついて行った。
そして、この人も今は行く宛てもない感じなのに、と尊を見上げた。
すると、ひょいと手にしていた本を尊に取られる。
「よし、それとこれを買うか。
お前の小話でも聞きながら、走ろう」
「だから、ないですってば、小話なんてー」
鈴は歩幅の違う尊のあとを追い、急いでレジまでついて行った。