というわけで、結婚してください!
「そうか。
 ああ、そういえば、お前の弟の方も結婚したんだったか。

 祝電を送った気がするぞ。

 なんでまた同時に結婚したんだ。
 親や周りの人間が大変だったろう」
と言う田上に、いずれ広まることだろうと、

「それが……」
と軽く事情を説明すると、田上は、いきなり笑い出す。

「あの鼻っ柱の強そうな、小生意気な若造から、花嫁を略奪してやったのか!?
 お前、見どころあるな!」
といきなり肩を叩かれた。

「は、ありがとうございます」
と他に答えようもなく言いながら、

 征は、よそでは、小生意気な若造とか言われてんだな……。

 っていうか、俺もだろうかな……と思っていた。




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