絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
思いがけぬ出会いにまだ心が落ち着かない。でも上杉さん、今日も休みなのに仕事だったんだ。
ここ最近、休日でもまともに休んでいないんじゃないかな。

ちょうど今、新たな施設作りに着手したばかりでオフィス内は慌ただしい。

絵里さんは今が一番の正念場だって言っていたけれど……毎回こんな感じなのかな。

それなのに上杉さん、会社の代表として毎回社交の場にも顔を出していたよね。しっかり休めているのだろうか。

「麻衣子は? どこかに出掛けていたのか?」

「あっ……はい。会社のその……友達と遊びに行っていました」

友達とふたりで出掛けるのは初めてだからか、なんか『友達と遊びに行っていた』と言うだけで照れ臭い。

すると上杉さんは目を丸くさせた。

「友達……そうか、よかったな麻衣子。これまでまともに友達がいなかったから心配していたんだ」

「どうしてそれをっ……」

そこまで言いかけてハッとなる。そういえば私、敏夫さんに友人関係についても話していた。
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