絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
それからフレンチレストランで夕食を済ませ、彼は食事代はもちろん、私が食後のデザートを美味しそうに食べているのを見て、お土産にシフォンケーキまで買ってくれた。

「美味しかったな。おかげで食べ過ぎて苦しい」

「あの、ご馳走様でした。それにお土産まですみません」

店を出て車に向かう途中にお礼を言うと、彼はクシャッと私の頭を一撫でした。

「どういたしまして。日持ちするみたいだし、あとでゆっくり食べたらいい」

「……はい」

優しい笑顔で言われちゃうと、胸がギューッと締めつけられて苦しい。本当に最近の私はおかしい。

「少し遅くなっちゃったな。急いで帰ろう」

上杉さんは私の家に向かい車を走らせた。

時刻は二十二時になろうとしていた。そういえば上杉さん、今日は何時から打ち合わせだったんだろう。

もしかして朝から? だったら疲れているよね。

「すみません、疲れているのに送ってもらってしまい……」

申し訳なくて謝ると、上杉さんはすぐに「そんなことない」と言う。
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