絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「だからその、頬を叩いてしまって……」
ごにょごにょと言うと、彼は笑みを零した。
「いや、俺の方こそ悪かった。どうしても昔から朝は弱くて。……夢なら麻衣子にたくさんキスできると思ってさ」
「ゆっ、夢の中でもしないでください」
至近距離で感じた彼のぬくもりも吐息も鮮明に覚えているから、余計に恥ずかしい!
「なんだよ、いいだろ? 夢の中でくらい麻衣子のことを好きにしたって」
「よくありません」
すぐに否定すると、上杉さんは愉快そうに笑う。
冗談だとわかっていても、ついムキになってしまう。これじゃ彼の思う壺なのに。
そんなやり取りをしている間も車は進んでおり、気づけば見慣れた景色が目に入る。
「あ、上杉さんここで大丈夫です」
車に乗る前にお願いしていた。会社の近くで降ろしてくださいと。
彼は路肩に車を停車させた。
「別に会社まで一緒に行ってもいいだろ? 誰も見ていないって」
「いいえ、いつ誰に見られているかわかりませんから」
シートベルトを外して降りようとしたものの、あることに気づき彼に問うた。
ごにょごにょと言うと、彼は笑みを零した。
「いや、俺の方こそ悪かった。どうしても昔から朝は弱くて。……夢なら麻衣子にたくさんキスできると思ってさ」
「ゆっ、夢の中でもしないでください」
至近距離で感じた彼のぬくもりも吐息も鮮明に覚えているから、余計に恥ずかしい!
「なんだよ、いいだろ? 夢の中でくらい麻衣子のことを好きにしたって」
「よくありません」
すぐに否定すると、上杉さんは愉快そうに笑う。
冗談だとわかっていても、ついムキになってしまう。これじゃ彼の思う壺なのに。
そんなやり取りをしている間も車は進んでおり、気づけば見慣れた景色が目に入る。
「あ、上杉さんここで大丈夫です」
車に乗る前にお願いしていた。会社の近くで降ろしてくださいと。
彼は路肩に車を停車させた。
「別に会社まで一緒に行ってもいいだろ? 誰も見ていないって」
「いいえ、いつ誰に見られているかわかりませんから」
シートベルトを外して降りようとしたものの、あることに気づき彼に問うた。