絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
家でも時々作っているし。なにより昔、おばあちゃんとよくふたりで台所に立ち、料理を教わってきたから作ることが好きになった。休みの日はいつも作っているくらい。

「作りますよって……麻衣子が?」

どうやら上杉さんは、私が料理できるとは思っていなかったようで目を白黒させている。

ちょっと失礼じゃない? 私、そんなに料理下手そうに見えるの?
ムッとしながら言い返した。

「これでも私、料理は得意なんです。……上杉さんのお口に合うかはわかりませんが、それなりにできますし、よかったら作りますよ」

家に置いてもらっているんだもの、それくらいのことはしたい。
申し出ると、上杉さんは目をパチクリさせながら言った。

「あ……じゃあ頼む」

「わかりました。作って待ってますね」

昨夜冷蔵庫の中を見た時、ミネラルウォーターやビールなど飲料や、調味料しか入っていなかった。帰りにスーパーに寄らないと。
その時になにを作るか決めればいいよね。

頭の中で考えていると、上杉さんは照れくさそうに口元を手で覆った。
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