絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
確認すると上杉さんからメッセージが届いた。

【今から会社を出るから。お腹空いた】

読んで思わず笑ってしまった。

【わかりました。気をつけて帰ってきてください】

何気なしに送ったメッセージ文を読み返し、ちょっと照れる。
なんかこれ、本当に一緒に暮らしているみたいなやり取りだから。

「は、早く準備しないと!」

慌てて首を横に振り、料理を温め直す。

なに考えているんだろう、こんな時に。上杉さんは私の気持ちを考えて家に置いてくれているのに。浮かれている場合じゃない。

顔を引きしめ、お皿に盛ってテーブルに並べ終わる頃、インターホンが鳴った。
その音にビクッとなる。

あれ? 上杉さん、鍵を持っているよね? じゃあ来客? いや、でもこのマンション、コンシェルジュが常駐しているし、上杉さんがまだ帰宅前だってことを来客に伝えてくれていると思うんだけど……。

恐る恐るリビングにあるモニターを確認すると、そこに映っていたのは上杉さんだった。
こちらに向かってにこやかに手を振っている。

どうしたんだろう、鍵をなくしたとか?
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