絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「秘書課で話題だったわよ。だって上杉部長、頬を赤く腫らして出勤してきたんだから。別れ話で揉めて女に殴られたとか、憶測が飛びまくりだったのよ」

「……っ!?」

月曜日は上杉さん、忙しかったのか一度も介護事業部のオフィスには顔を見せなかった。だからまさかそんな話題になっていたなんて、知りもしなかった。しかも秘書課でなんて。

あわあわする私を見て確信を得たのか、真理愛はにんまり顔。

「なになに~? プレイボーイって呼ばれていた彼に、食べられそうになったわけ?」

「食べっ!? ち、違うから!!」

あながち間違ってはいない。あの時、寝ぼけた上杉さんにキスされそうになっちゃったわけだし。

でも本当のことなど言えず、必死に否定する。

「この三日間、なにもなにし。……それに上杉さん、私が好きになってくれるまで、なにもしないって言ってくれたから」

ボソッと言うと、真理愛は目を見開いた。だけどすぐに表情を崩す。
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