絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「なんだかんだ、しっかり愛されているじゃない。大切な相手だからこその言葉でしょ? それは。いいなぁ、羨ましい」

ため息交じりに言うと、真理愛は椅子の背もたれに寄りかかった。

「これじゃ女豹の入る余地もなさそうね。……安心した」

「真理愛……」

「それでいつになったら好きって伝えるわけ? 気づいたなら早く伝えないと」

再び前のめりになり言いてきた真理愛に、のけ反る。

「……まだ伝えられないよ」

体勢を戻しながら言うと、真理愛は信じられないと言いたそうに、目を丸くさせた。

「いやいや、どうして? 気づいて向こうも麻衣子のこと大好きじゃん。だったら早く伝えればいいでしょ? 女豹に隙を突かれてもしらないからね?」

捲し立ててくる真理愛に、自分の想いを伝えた。

「心配してくれてありがとう。……でもさっきも言ったけど、今両親とギクシャクしているでしょ? そのせいで上杉さんに迷惑かけているんだよ? こんな状況じゃ告白なんてできないよ」

両親と向き合えない私が、彼に告白なんてできるはずない。
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