絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「岳人さん!?」

つい名前で呼んでしまうと、岳人さんは私の腰に腕を回した。

「今夜は金曜日だし、泊まりにくるだろ? ……そろそろ焦らしプレイも限界。麻衣子のこと、たくさん抱かせて」

恥ずかしいけど、私もそろそろ限界だった。彼の言葉通り、本当の意味で身も心も結ばれたいから。

だけど言葉にして伝えるのは恥ずかしくて、返事をする代わりに頷いた。これで私の気持ちは伝わっただろうか。

「了解。じゃあ今夜は覚悟しとけよ」

伝わってよかったけど、岳人さんってば会社だというのにキスをしてきた。

「岳人さん、ここ会社です!」

すぐさま抗議するものの、彼は私の身体を抱き寄せたままクスクスと笑うだけ。

「わかってるよ、でももう一回だけキスさせて」

甘い声で言われちゃうと抵抗できなくなる。

「……一回だけですよ?」

釘を差してそっと瞼を閉じた時、ガタガタッと騒がしい物音が資料室内に響いた。
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