イケメンエリート、はじめての純愛⁇


「家族の同意は得る事はできないので…
私、あの家とは縁を切ります。
そうしなきゃ映司さんと結婚できないし、そうしてでも映司さんと結婚したい…」


映司は途方に暮れた。
咲子と駆け落ちをするなんて、そんな事考えもしなかったから。
でも、咲子の瞳は真剣で、その決意はたぶん変わらない。


「ま、まずは、咲子ちゃんのご両親に結婚の意思を伝えるよ。
そして、賛成してもらって、皆に祝福されて結婚したいと俺は思ってる。

だから、明後日は、怖いけど、咲子ちゃんの家にお邪魔させてもらう。
いいよね?」


咲子は笑顔で頷いた。
でも、その後、また余計な事を口走る。


「映司さんは家に上げてもらえないかもしれないけれど、それでもいいですか?」


咲子ちゃん…
君はやっぱり天使の被り物を着た鬼かもしれない。

映司はそう思いながらも、愛する咲子を抱きしめキスをした。



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