イケメンエリート、はじめての純愛⁇


咲子ちゃんは魔女かもしれない。
俺を虜にする全ての術を心得ていて、言葉の魔法で俺を骨抜きにする。

そんな事を考えながら、映司はソファに倒れこんだ。

骨を抜かれた俺に、誰か強力なカルシウムを持ってきてくれ…
このざわざわのようなドキドキのような変な気分が心地よくて、もう仕事なんてやってられない。

でも、映司はそんな自分に鞭を打って必死に起き上がった。
仕事を始める前に、咲子の父親に電話をしなければならない。

EOCがこのホテルと同じビルで本当に良かった。
まず、EOCに顔を出して午前中にやらなきゃいけない仕事を済ませてしまおう。

そして、午後には咲子の父親の職場を訪れる。
最高で最悪な取引に応じてもらうように…




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