イケメンエリート、はじめての純愛⁇
「咲子様、何時までここに居る予定なんですか?」
今日は圭子さんに代わり園山君が事務所に入っている。
実質、ここの仕事はほぼボランティアなので、皆、時間が空いた時に順番で事務所に顔を出す仕組みになっていた。
今日は大学生の園山君が休みのため、ウェブの管理に事務所に訪れている。
「今日は夕方過ぎまで居る予定だから、園山君は先に帰っていいからね」
園山君は圭子さんから咲子のスケジュールはちゃんと聞いていた。
「分かりました。
EOCの方に会う約束なんですよね?
でも、咲子様、門限は絶対に守ってくださいね。
そうじゃないと、一人暮らしができなくなっちゃいますから」
咲子は笑顔で頷いた。