君との恋はあたたかいものだった。
ホンモノの恋
 無事に私も翔も受験が終わり、見事合格。奈緒はこれからだけど、余裕だろ?って先生に言われてた。まぁ奈緒は私と違って頭いいし?多分大丈夫だと思う。前は奈緒が助けてくれたから、息抜きに手作りのチョコカップケーキを渡そうと今、キレイにラッピングができるように頑張ってる。

 ーーピーンポーン、ピーンポーン。
「はーい。」
「お久しぶりです。奈緒いますか?」
「いるわよ~。上がって上がって!部屋にいるからね。」
「ありがとうございます!」

「奈緒ー?入っていい?」
「愛奈!?どうぞ!」
「お邪魔します。」
「で?今日はどうしたのよ?」
「奈緒、勉強大変でしょ?だから、チョコ持ってきたの。」
「ホント!?食べていい?」
「いいよー。」
 ホントは自信ないんだよね。味見はしたけどよく分かんないし。
「ん!おいしい!愛奈天才!」
「良かったぁ。天才は言い過ぎだけどね。」
「翔にも渡すの?」
「そのつもりなんだけど……。」
「告白の返事でしょ?」
「うん。」

「愛奈の気持ちをそのままぶつければいいよ。好きなんでしょ?」
「多分……?よく分からないの。いろいろあって好きってなんだろうって。」
「じゃあ、愛奈が一緒にいたい人は誰?隣にいてほしいのは?」
「……翔。」
「ほら。答えはでてんじゃん。」
「でも!断ったみたいになっちゃったし……。今伝えたら"代わり"みたいになっちゃうかもだし……。」
「翔はそんなこと思わないよ。自分の想いをちゃんと伝えないと分かんないでしょ?」
「そうだね!頑張る。奈緒、本当にありがとう!」
「いーえ。良い報告待ってるから。」
 「行ってこい。」って部屋から押し出された。階段をおりて奈緒のお母さんにお礼を言って玄関をでた。

 はやく翔に気持ちを伝えたくて無意識のうちに駆け出した。
< 11 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop