オトナの事情。





ヒュー!という口笛の音に我に帰る。



「美男美女で、絵になるねぇ~」


『高田さん!』



その声の主はカメラマンさんで、気付くとルナは俺から飛び降りた。



「やーっぱり2人はそういう仲なわけだ?」




高田さんと呼ばれた人の良さそうなカメラマンさんにそう指摘されると、ルナは照れたように笑って、こちらをチラッと見た。



『高田さん、他の人に言っちゃダメですよ?』


「いや、皆知ってるっしょー?」


『でもダメ~!』




ずいぶん楽しそうに笑うルナの姿から、信頼しているというか、心を許しているのが伺えた。



「初めまして、よろしくお願いします。」


俺が手を差し出し握手すると、隣の悠二とも同じように手を握り合っていた。



…そういえば悠二がいたのを忘れてたよ。


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