抱き締めたら止まらない~上司の溺愛につきご注意下さい~
「…なんの冗談でしょうか?」

回転不足の頭を何とか回転させ、言葉を発する。

「冗談に聞こえたか?」

その顔は真剣そのもの。

勿論、冗談には聞こえなかった。でも、冗談であってほしかった。

私はデスクにおいやられる。

「お前は、俺の事どう思ってる?」

…どうもこうも。





「勘弁してください!私は、貴方が怖いんです!」



私はそう叫ぶと、藍原を押し退けて、オフィスから逃げ出した。
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