この気持ち、君に伝えてもいいですか?
「そうそう、美南が毎度毎度そんなこと言うからさ、私は遂に心に決めたわ」
恵梨はパンッと両手を叩くとニッコリ笑った。
その笑顔はさながら天使の笑顔だった。
「何を決めたの? 恵梨」
わたしの問いかけに、恵梨は楽しそうに頷いた。
「私、御堂(みどう)くんにお願いしたの。2人にも素敵な男性を紹介してくれないか、って」
「!?」
わたしと美南は2人して小さく息を飲んだ。
そして。
「えええええええええっ!!?!」
わたし達2人の絶叫が、この教室に響き渡ったのだった。
御堂くんとは、恵梨の彼氏の名前。
幼い頃から続けていたピアノのお稽古で出会った、いいところのおぼっちゃまらしい。
らしい、というのも、わたしも直接会ったことはなくて、いつもスマホ越しから写真で彼を見たことがあるくらいだった。
しかもその御堂くん、わたし達の学校と張り合うくらいのお金持ちの男子校に通っていて、とってもイケメンなの。
そんな彼のお友達を、わたし達に……?
恵梨はパンッと両手を叩くとニッコリ笑った。
その笑顔はさながら天使の笑顔だった。
「何を決めたの? 恵梨」
わたしの問いかけに、恵梨は楽しそうに頷いた。
「私、御堂(みどう)くんにお願いしたの。2人にも素敵な男性を紹介してくれないか、って」
「!?」
わたしと美南は2人して小さく息を飲んだ。
そして。
「えええええええええっ!!?!」
わたし達2人の絶叫が、この教室に響き渡ったのだった。
御堂くんとは、恵梨の彼氏の名前。
幼い頃から続けていたピアノのお稽古で出会った、いいところのおぼっちゃまらしい。
らしい、というのも、わたしも直接会ったことはなくて、いつもスマホ越しから写真で彼を見たことがあるくらいだった。
しかもその御堂くん、わたし達の学校と張り合うくらいのお金持ちの男子校に通っていて、とってもイケメンなの。
そんな彼のお友達を、わたし達に……?