風が吹いたら
正直、男の僕にはカップルベンチは気恥ずかしく、

ジンクスも信じてないが

結局、僕は大人になっても みーがカップルベンチに

座って楽しそうにしている顔が見たくて

一緒に座っているだろう。でも一応は賭けなので、

「それはムリだよ。」

と僕は笑って答えていた。

その公園では本当に みーといろいろなことを

話し合った。

何歳で結婚するか、結婚式のドレスは何色にするか、

一緒に住む家、ペットは飼うか飼わないか・・・。

かなり具体的な事まで僕たちは真剣に語り合っていた。
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