風が吹いたら
そう言って僕たちは肩を組んだまま

同じタイミングで目を閉じた。

そして支配人の言うとおり、次に目を開けると

そこはもうあの公園になっていた

今日は休日なのか・・・?

家族連れがやけに多くいるように感じた。
      
そんな中でも僕は、すぐに みーを

見つける事ができた。

もちろん、彼も傍にいてくれてる。

2人は手を繋ぎながら楽しそうに公園の中を歩いていた

なんとも微笑ましい光景だ。

僕はしばらく2人を見ていたが、

あのカップルベンチの前にさしかかった時、

急に彼が立ち止まってしまった。
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