クラスメイトの告白。


バスを降りて、赤西さんと一緒に学校の正門を入っていく。


校舎から、吹奏楽部の演奏が聴こえてくる。


文化祭が近いこともあって、朝練なのだろう。


文化祭が終われば、音ちゃんをふくめた吹奏楽部の3年生は引退らしい。


「赤西さん、私ちょっと寄っていくところあるから」


「うん、じゃあまた」


「またね」


下駄箱で赤西さんと別れ、私は吹奏楽部が練習している音楽室へと向かった。
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