クラスメイトの告白。
いまみたいに、会えなくなるの……?
アパートも引き払っちゃうんだ。
あのアパートには、伊原くんとの大切な思い出がたくさんあるのに。
最近の伊原くんは学校も休みがちで、それだけでも寂しくて会いたくてたまらなかったのに。
「文化祭の日が、最後なの?」
「しばらく忙しいから学校にもほとんど行けないと思うけど、文化祭の日は必ず行く」
だから今日、私を誘ったの?
あと何回、学校で会えるの?
つらくてどうしようもない。
「それでさ、風杏。文化祭のイベントの企画は、なにか考えた?」
すっかり忘れてた。
企画書の提出、明日までだっけ。
ここ数日、今日のことで頭がいっぱいだった。
「じつは、まだなにも考えてなくて……」
「風杏の役に立ちたい」
「もしかして、なにかイベント考えてくれたの?」
「ムーンライトを文化祭に呼ぶのはどう?」