クールで一途な国王様は、純真無垢な侍女を秘蜜に愛でたおす
「寒いか? 夜になると気温が下がるからな」
ジークは部屋の右端にある暖炉に薪をくべ、慣れた手つきで火をおこした。
テーブルに近づくと、ふわりと薬草をすりつぶしたような青臭い匂いが鼻を掠めた。そして、部屋の奥にはここで寝泊まりすることもあるのか、小さなベッドがぽつんとある。しばらくするとパチパチと暖炉から火が弾ける音がして、部屋の中もいささか明るくなった。
「まずはお前のその火傷だ。見せてみろ」
「はい……」
丸椅子に座るとジークが向かい合わせに座る。そしてアンナの手をそっと掬うように持ち上げると、真剣な顔つきで火傷の具合をしげしげと見つめた。
「浅達性の火傷だな。水膨れになるが絶対に破ったりするなよ? 感染症にでもなったら治りが遅くなるからな。しばらく痛むだろうが……」
冷静にそう言うと、ジークは棚から軟膏の入った容器を取り出した。
ジークは部屋の右端にある暖炉に薪をくべ、慣れた手つきで火をおこした。
テーブルに近づくと、ふわりと薬草をすりつぶしたような青臭い匂いが鼻を掠めた。そして、部屋の奥にはここで寝泊まりすることもあるのか、小さなベッドがぽつんとある。しばらくするとパチパチと暖炉から火が弾ける音がして、部屋の中もいささか明るくなった。
「まずはお前のその火傷だ。見せてみろ」
「はい……」
丸椅子に座るとジークが向かい合わせに座る。そしてアンナの手をそっと掬うように持ち上げると、真剣な顔つきで火傷の具合をしげしげと見つめた。
「浅達性の火傷だな。水膨れになるが絶対に破ったりするなよ? 感染症にでもなったら治りが遅くなるからな。しばらく痛むだろうが……」
冷静にそう言うと、ジークは棚から軟膏の入った容器を取り出した。