クールで一途な国王様は、純真無垢な侍女を秘蜜に愛でたおす
講義はまだ続いているようで、講師の声が微かに聞こえる。一度はやる気を奮い立たせたものの、ジークに言われた「講義についていくのは難しい」という言葉に、やはり今の知識だけではまだまだ不十分なのだと思い知らされ、気持ちが沈む。
「そういえば、今日の講義はリマキュラの花についてだっただろう? この花の特性は知っているか?」
突然問われてアンナはハッとし、少し考えてからその質問に答えた。
「リマキュラの花は有毒植物で致死量は一グラム。嘔吐や臓器不全、呼吸困難を起こして経口から摂取後数十分で死に至る即効性があります。解毒剤も中和もすることができないので、非常に危険な植物です」
知っている情報をうまく言葉にまとめられた。と思っていると……。
「四十点」
「え?」
思いのほか低めの点数を突きつけられてアンナはきょとんとする。
「そういえば、今日の講義はリマキュラの花についてだっただろう? この花の特性は知っているか?」
突然問われてアンナはハッとし、少し考えてからその質問に答えた。
「リマキュラの花は有毒植物で致死量は一グラム。嘔吐や臓器不全、呼吸困難を起こして経口から摂取後数十分で死に至る即効性があります。解毒剤も中和もすることができないので、非常に危険な植物です」
知っている情報をうまく言葉にまとめられた。と思っていると……。
「四十点」
「え?」
思いのほか低めの点数を突きつけられてアンナはきょとんとする。