再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「どうしてもっていうから」


「だったら俺も食い下がればよかった」


「心配してくれてるんだよね。ふらついてもないし、大丈夫だよ」


「そか。やっぱさ、意識失った現場見てるし…なにもできなくて責任感じてる」


申し訳なさそうに言うけどそれは涼真くんのせいじゃないよね。


「気にしないで?本当に大丈夫だから」


「俺としては、もう少し頼って欲しいけどね。真凜はいつもひとりで頑張ろうとする」


そんなことないよ…。


ただ、素直になれないだけ。


素直になって心を開いて…裏切られるのって結構辛い。


ここから転校したばかりの時にそういうことが何度かあって…だんだん心が強くなっていった。


ううん、強いわけじゃない…。


また傷つくのが怖いから…すぐに心を閉ざす癖がついてしまった。


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