再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
もう、ハートのことをすっかり忘れてしまった。



マヤちゃんと遊んでいると、清くんが大声で叫び始めた。



「俺の縄跳びがない!カバンに入れてたのに!!おい、烈!!お前かっ」



通園バッグをひっくり返し、かんしゃくを起こしている。



双子の片割れの烈くんは清くんとは反対の性格で、ビビってただ震えるだけ。



「僕、知らないよぉ…」



先生は職員室に連絡帳を取りに戻っていないし、清くんが今にも烈くんに殴りかかりそうな勢いだから急いで止めに入った。



「叩いちゃダメ!!」



「うるさい!怒りんぼ真凜っ。折り紙ぐらいで騒いでバーカバーカ」



うっ、ひどい!



「なによぉー!怒りんぼは清くんもでしょ?縄跳びがないからって、烈くんのせいにしないで!」



「うるせぇ!離せコノヤロー」



掴み合いになって、力じゃ全然負ける。









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