再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「ふーん。幼なじみ…」


意味ありげな視線でジロジロと見られる。


「なに?」


「別にぃ。はーっ、涼真と喋りたいのに。邪魔なやつがいて気分悪い」


うわぁ、言ってくれるよね。


面と向かってこんなこと言われたの初めてだよ?


「友達なの?」


涼真くんにそう聞いて、なんて答えるのかと思えば。


「友達の彼女。口は悪いけど、悪いやつじゃないから」


初対面のあたしにこれだけ悪態ついてる時点で、十分悪いでしょ。


彼氏がいるのに涼真くんと腕組んだりするの?


あたしからしたら信じられないよ。


「ここがバス停。途中、前住んでたところ通るから教える」


「うん。懐かしいなー」


公園は昨日チラッと見たよね。


近くにスーパーがあったなとか、花屋さんや車のショールームがあったなーとか…あ、少しずつ思い出してきた。

< 38 / 348 >

この作品をシェア

pagetop