再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「優しいんだね…慰めてるつもり?」


「まーね。まだそいつのこと好き?」


「ううん…」


最初から最後まで、好きじゃなかった。


周りから人気のある男の子で、告白されたのが嬉しくてなんとなく付き合ってた。


今思えば、そんなあたしの気持ちは相手に伝わっていたのかも。


「未練ありそーだな。ま、そんな簡単に切り替えらんねーよな」


あれ、なんか同情されちゃった?


そうじゃないんだけどな…。


「あのねっ…」


訂正しようとしたら、とあるバス停からひとりの男の子が乗ってきた。


あたしたちと同じ制服を着ていて、こっちに気づくなり駆け寄ってきた。


「マジかっ!かわいい」


…はい?


「げー、やばい。好き」


え?


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