ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~
「翼咲、俺は?」
兄さんが首を傾げる。
「え? あ、……暁兄ちゃん」
「翼咲翼咲、俺は?」
翼にぃのそばにいって、光にぃは首を傾げる。
「なんだよ、光輝」
光にぃは翼にぃの反応を見て、あからさまに顔を顰めた。
「はぁ。可愛げのねぇ弟だなお前は。妖斗はあんなに兄さんにべったりなのに」
「ブラコンの妖斗と一緒にすんな」
「はぁ? 俺が新しい家族連れてくる度に不安になってるくせに、よくそんなこと言えるな?」
翼にぃは顔を真っ赤にして、朔の後ろに隠れた。
「……光輝、話を折るようで悪いけど、そろそろ紹介してくれないか」
「ああ、ごめん、紅葉! 翼咲が懐いてるのが朔乃で、女の子の方が真凛。二人とも妖斗と同い年だ」
「……真凛は、俺の彼女だよ」
兄さんから離れて、真凛の隣に行く。俺がそばに行くと、真凛は俺の手を握って、嬉しそうに笑った。
「は? 彼女? と、トア、お前……女いたのに、ホストやろうとしたのか?」
紅にぃが目を見開いて、信じられないといった顔で俺を見る。驚きすぎたせいで、呼び方が元に戻っていた。
やばい。とんでもない誤解を抱かせてしまった。
「違……」
「そーなんですよ! 妖斗、お兄さんのことになると本当に周りが見えなくて、全く、困ったもんですよね!」
真凛がぷくっと頬を膨らませて、俺が否定の言葉をいい切る前に、声を上げる。