ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~
紅にぃは甘党みたいで、選んだのは生クリームたっぷりのショートケーキだった。
スーパーに着くと、光にぃはすぐに乗り気じゃない紅にぃの手を引いて、チキンやピザを買いに行った。
チキンとピザをカゴに入れたら、今度はサラダやローストビーフを二人は探しに行った。
「あの二人仲良すぎじゃないか?」
前にいる光にぃと紅にぃを見て、翼にぃは顔を顰めた。
「え、何、翼咲嫉妬してんの?」
朔が歯を出して、楽しそうに笑う。
「馬鹿っ! ちげーよ!!」
顔を真っ赤にして、翼にぃは否定した。違くないな、たぶん。
「確かに、びっくりするくらい仲良いよね」
翼にぃを見て俺は頷く。
紅にぃ昨日は光にぃと一緒に寝たみたいだし。
「まぁでもあの二人が仲良いのは、紅葉さんが総長に説得されて、一緒に暮らすことになったからだろ」
「そうだけど、今朝は二人で朝ごはん作ってたし、光輝、紅葉兄ちゃんのためだけに脱衣所や自分の部屋の棚の位置変えてたし。出会って間もない割には本当に親友みたいに仲が良いんだよ」
そう言って、翼にぃは不満げに腕を組んだ。確かに棚は紅にぃが何かをとる時に背中の傷が痛まないようにって、低い場所に移動させてたな。