最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
水の中でぶくぶく息を吐きながら水面から顔を出すと、キッと彼を睨みつけた。
「ビ、ビックリするじゃない!溺れるかと思ったよ!ゴホッゴホッ」
慧に文句を言うが、水を飲んでしまったせいで咳き込む。
「余裕で足がつくんだ。溺れない。もうパーカー濡れたし、脱げば?」
ハハッと楽しそうに笑って、慧は私に近づきパーカーを脱がしてプールサイドにそれを投げた。
「水着も濡れたから脱げばって言いそう」
両手で胸を隠し、じっとりと慧を見てそんな皮肉を口にすれば、彼は私の両手を掴んでうっすら口角を上げた。
「それいいね。だが、もう少しこの水着姿を堪能してからにしようか。いいね、ビキニ姿」
彼が値踏みするようにじっくり私を見るから気が気じゃない。
「ね、ねえ、泳ぐんじゃないの?そんなにじっくり見られたら、身体に穴が空きそう。恥ずかしい」
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