最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
あまり自分のものを触られるのが好きじゃない人のようで、私も部長の言葉に従った。
でも、部長は今日は上の役員に挨拶回りに行ってほとんどオフィスにいなかったし、戻って来たら課長を連れてすぐに送別会に行ってしまったのだ。
ハーッと溜め息を付きながら部長のデスク周辺や棚を片付ける。
デスクの上を拭いて綺麗にすると、もう時刻は午後八時半を過ぎていた。
次の上司の名前は、蓮見慧。
社長の息子で、確か年は三十歳。
噂ではアメリカでMBA取得後、アメリカの一流証券会社に就職したらしい。
向こうで武者修行して、うちの会社に入るなんて相当頭が良くて有能なんだと思う。
蓮見さんとは、彼が赴任してくる関係でメールで何度かやり取りをした。
簡潔な文だけど、無作法な感じはなく、必ずお礼の言葉を添えてくれていて、好印象。
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