最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
「うちのマンションの隣にコンビニがあるんだ」
慧にコンビニに連れて行かれ、食べ物や下着、化粧品を購入した。
初めて来た時は酔って寝ていたし、帰る時も気が動転していてここにコンビニがあるなんて気づかなかったな。
彼のマンションに行き、玄関に入ると靴を脱ぐのを躊躇う。
こないだひとりで帰った時は、もう二度と来ることはないって思った。
彼について来て本当に良かったのだろうか?
引き返すなら、今しかないと思う。
それに、明日会社があるのに、服はどうするの?
同じ服を着て行ったらきっとみんな変に思う。
いろいろ考えると、やはり帰った方がいい気がしてきた。
そんな私に顔を近づけ彼は笑った。
「このまま踵を返して帰りそうな顔してる」
先に玄関を上がった慧に指摘され、ギクッとする。
……私の思考、この人に全部読まれてるんじゃないだろうか。
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