最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
御曹司でも普通の男の子だったんだなあ。
「やんちゃな時もあったんだ。その時の慧に会ってみたかったな」
「ちょくちょく福井には行ってたし、どこかですれ違っていたかもしれないな」
彼は私の目を見つめてフッと微笑した。
こんなちょっとした食事の時間に幸せを感じる。
うどんを食べ終えると、お風呂に入り、また彼の部屋着を貸してもらった。
今度は黒のスウェットスーツ。
リビングで綺麗な夜景を眺めていたら、お風呂に行った彼が戻って来た。
「うちのシャンプーの匂いがする」
慧は私を背後から抱き締めて、私の肩に軽く顔を乗せた。
彼はリラックスムードだが、私の心臓はバクバクだ。
ひょっとして……このまま抱き合うとかするのだろうか。
頭の中はそのことでいっぱい。
心臓の音もドッドッドッと速くなって、緊張で彼の方を振り向けなかった。
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