隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー
湊人の言葉が信じられない。
全部、全部私の為に…?
「でも、サークルの女の子が、湊人は本当に好きなのは梨架だって…っ」
「へぇ、その時の莉子は恋人の俺のより大して仲良くもないサークルの女の子の根拠のない言葉を信じたわけ?」
そう即答されて言葉に詰まる。
確かに湊人の口からその言葉を聞いたわけじゃないし、恋人よりも根も葉もない噂を信じたのは私だ。
湊人を信じられなかったのは、
自分に自信が持てなかった私のせいだ。
「じゃあ、湊人と梨架がキスしてる画像がメールに添付されて送られてきたのは…」
「はぁ?俺と梨架がキス?」
湊人がお前は一体何を言っているんだといわんばかりに呆れたようにため息をついて眉をひそめる。
「…そのメール、今も持ってる?
つか誰から?」
「えっと…」
メールの差出人は、ショックすぎて今では誰だか思い出せない。
メール自体も、もう削除してしまっている。
…今になって、冷静な頭で考える。
あれは、もしかしたら。