セカンド レディー
「冗談に決まってるじゃん。そんなことするわけないよ」
あはは〜と笑いながら浴室のドアを開ける。
うそ!?
広いし大理石の壁がオシャレだし、何より猫足バスタブ。
ホテルのお風呂みたい…。
クルリと振り返り彼の方を向く。
多分ね、今日1番あたしの目輝いてると思うよ。色々思うことはあるけれど、やっぱりお風呂って大事だと思うんだよね。1番リラックスできる場所だし。
「なに?」
不思議そうにあたしを見つめる流牙くん。