恋しくば

この部屋で何度朝を迎えただろう。

目覚まし代わりにしている携帯の時間を確認する。今日は一限からだ。
起きて顔を洗ってお弁当を作って着替えて朝ごはんを作らないと間に合わない。

そう思いながらも、だるい身体を起こせたのは家を出るぎりぎりの時間だった。

「カド、顔色悪くない?」
「レポート終わらなくて寝不足」
「大丈夫?」

百鳥が心配そうにこちらを見る。あたしは近くに上羽がいないのを確認して、その隣に座った。

「大丈夫。上羽は?」
「二日酔いで自主休講だって」
「そうなんだ」

ペンケースを出しながら、安堵する自分がいた。

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