うそつきペン
☆☆☆
放課後、運動部の掛け声が聞こえるグランドを横切り、あたしとツグミと2人で商店街へと向かっていた。
「どうして商店街にお店を出したんだろうね」
青い空の下を歩きながらポツリと呟く。
「聞いた話だと、店長さんの祖母が昔商店街でお店をやってたんだって。そのお店はもう閉店してるんだけど、せっかく場所があるんだからそこを使おうってことになったみたい」
ツグミの説明を、あたしは何度か頷きながら聞いた。
「そうなんだ。そんな話よく知ってるね」
感心してそう言うと、ツグミは苦笑いを浮かべて「全部母親からの情報だよ」と言った。
ツグミの家は商店街の裏手にあるので、商店街情報なら大抵知っているようだ。
放課後、運動部の掛け声が聞こえるグランドを横切り、あたしとツグミと2人で商店街へと向かっていた。
「どうして商店街にお店を出したんだろうね」
青い空の下を歩きながらポツリと呟く。
「聞いた話だと、店長さんの祖母が昔商店街でお店をやってたんだって。そのお店はもう閉店してるんだけど、せっかく場所があるんだからそこを使おうってことになったみたい」
ツグミの説明を、あたしは何度か頷きながら聞いた。
「そうなんだ。そんな話よく知ってるね」
感心してそう言うと、ツグミは苦笑いを浮かべて「全部母親からの情報だよ」と言った。
ツグミの家は商店街の裏手にあるので、商店街情報なら大抵知っているようだ。