強制食料制度
沢山の生徒達に囲まれる中、俊和はあたしの頬に触れた。


それは随分と冷たい手だった。


「唯香がターゲットになったとき……すごく嬉しかった」


「え……?」


あたしは唖然として俊和を見つめる。


俊和の表情はとても嬉しそうに輝いている。


「唯香を食べることが許された。それってつまり、俺の血肉になるってことだ。唯香と、ずっと近い場所で一緒に行きて行くことができるんだ」


「なに言ってるの……!?」


身動きを取ろうとしても、はやりビクともしなかった。


俊和があたしの耳に口を近づけてきて、息がかかる。


「愛してる、ずっと一緒だから」


俊和はそう囁き、あたしの耳を噛み千切ったのだった……。



END
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